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+世界観

★物語の舞台となるミッドランド王国を始め、大陸にある国々は、領土と信仰を巡り、何百年にわたって幾度と無く争いを続けている。太古はアニミズムが宗教の規範となっていたが、現在は法王庁を中心にした公認宗教やシャーマニズムや偶像崇拝が主流になっている。人間以外にも超自然的な生物が存在するが、現在ではほぼ姿を消している。
人間社会は完全な階級制度で、農奴制が取られ、政治および法権力は貴族など特権階級の専有となっている。諸国家は主に君主制で成り立っており、周辺諸国は封建体制を執っている。貿易商などの商品取引業や銀行業務は存在するが、銀行券および紙幣といったものは見られず、金貨や銀貨などが本位貨幣となっている。科学技術の面では、大砲や火薬はすでに開発されているが、携帯用銃器類はまだ普及しておらず、戦争では剣・槍・弓矢(ボウガン)などが主力兵器となっている。船は帆船が一般的。
法王庁教圏国が中世ヨーロッパをモデルとした風俗、クシャーン帝国は中世南アジアをモデルとした風俗を持つ。






+世界時代

★現世(うつよ)
肉体を持った生物が生活する物質世界、いわゆる「この世」。妖精や怪物の類は極一部の例外を除き、基本的には存在しない。幽界からの何らかの干渉が無い限り、物理法則に逆らった事象・現象が起こることはない。グリフィス受肉後から徐々に幽界に侵食されていく。



★幽界(かくりよ)
現世と表裏一体となって存在する、死んだ人間の魂や伝説上の動物などが住まう精神世界、いわゆる「あの世」。幽界に属する者は、現世の生物のような物質的な実体は持たず、その実在を信じる者の前でだけ存在することになる。同質幽体が寄り集まって出来た「局(セフィラ)」と呼ばれる領域が幾つも存在し、また幾層もの深みも持っている。肉体を持った存在が踏み入ることは基本的に不可能。




―深淵
幽界の深層に渦巻く思念の渦。地獄の一部と言われる。使徒など魔の存在、あるいは魔に係わった者が現世で死んだ場合、魂は渦に引き込まれて深淵を彷徨い続け、やがて個我を失い渦の一部となる。ここに多神教の神などもおり、さらに下にはゴッドハンドや使徒が、最も深い場所には「何か」がいる。
―闇の領域(クリフォト)
幽界の領域のひとつ。獣鬼や巨鬼を無限に産み出す「闇の子宮」が深層に存在する。ゴッドハンド・スランの棲む局。



★狭間の世界
現世と幽界が重なり合っている領域。通常現世と重なり合うのは、幽界の中でも最も浅い層に限られる。幽界であり同時に現世でもあるため、肉体を持った存在も踏み入ることができる。狭間では精神の力が物質に作用しやすい。魔術士は主にこの層を住処としている。生贄の烙印を刻まれた者は、常に狭間に立たされている。



―霊樹の森、霊樹の館
巨木信仰の本尊で200年前に朽ちた樹が、現世での存在力が大きかったために狭間に姿を留めており、魔女フローラがそこに館を構え住処にしていた。樹には常に青葉が茂っており、周囲は冬でも暖かく、治癒の力もある。フローラによって森の周囲に結界が張られており、普通の人間は立ち入ることができない。
―妖精郷(エルフヘルム)
伝説の大妖精「花吹雪く王」が治めるエルフの楽園。西海の孤島・スケリグ島にあるが、この島自体が狭間であるため、通常の手段ではたどり着けなかったが、後述の『幻造世界化』によって狭間から引き出された状態となり、通常の手段でも上陸可能となっている。イスマの母によれば、外界とは時間の流れが異なっており長くとどまれば外の世界から取り残されてしまう。妖精の他にも魔術士や人が大勢住んでいるという。




★妖精縁の地
現世には、かつて妖精が棲んでいたとされる地域が点在している。作中で登場しているのは、ゴドーの鉱洞や霧の谷など。
ゴドーの鉱洞は、妖精が去った後も山の気が湧いているため、悪霊の類は近づくことができなかった。そのためキャスカを保護する際に半ば閉じ込めていたが、グリフィスとゾッドが訪れた際に鉱洞は崩落して埋もれてしまう。




★幻造世界(ファンタジア)
現世と幽界が完全に同一化した世界。トロール、オーガ、ヒュドラー、ドラゴン、ハーピー、ユニコーンなど、物語の中にしか登場しないと思われてきた伝説上の生物・怪物が、当たり前のように存在する。
グリフィス受肉により徐々に幽界に侵食されていた現世が、再転生を行った使徒ガニシュカに対する髑髏の騎士の喚び水の剣の一撃により、幽界のさらなる深淵へと繋がる扉が開かれ、それによって出現した。






BERSERK 背景と世界観 (BACKBONE & WORLDVIEW)

+もくじ
+ (page1)
+ストーリー (page2)
+ストーリー (page3)
+登場人物 (page4)
+世界観・世界時代(page5)
+器物・道具
+国家
+勢力・組織
+種族
+その他の設定・用語


(page5)




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+器物・道具

★大剣「ドラゴンころし」
ガッツが背に帯びる両刃の大剣。鉄板のように身幅が広く、斧の数倍もの厚みのある大きな刃を備え、その全長は成人男性の背丈を上回る。鍔は無く、柄は長め。作中で「それは剣というにはあまりに大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった」と語られる、ガッツの、ひいては本作の代名詞的存在である。
かつてゴドーが領主から「ドラゴンを撃ち殺せるような剣を献上しろ」と注文を受けた際に製作したものだが、破壊力のみを追求した結果、常人には持ち上げることすら不可能な重量となってしまい、長らく倉庫に死蔵されていた。ガッツが使徒狩りの旅に出る際に偶然倉庫から発見し、以来ガッツの愛剣となった。その後、2年以上に渡って酷使され続けひどく刃こぼれしたため、死ぬ間際のゴドーによって鍛え直された。
甲冑を着た人間複数人を一振りでまとめて両断し、巨岩や巨大な大木も軽々と叩き斬ることができ、強力な使徒にも十二分に対抗することができる。武器としてだけでなく、その巨大さを活かした『盾』としても使用される。
髑髏の騎士によると、斬り倒した使徒や悪霊の怨念により鍛えられた結果、上位の霊的存在に対しても武器として通用するようになったという。実際に、スランの顕現体を入滅させ、ガニシュカ大帝にも傷をつけることができた。
「ドラゴンころし」は、エリカがリッケルトにこの剣を紹介した時の呼び名である。ゾッドからは「斬魔刀」と称されている。


★義手砲
ガッツが左腕に装着している大砲内蔵の鋼鉄製義手。リッケルトが、ゴドーの武器庫にあった有り合わせの部品から製作した。外見は通常の義手だが、前腕部を小型大砲の砲身が構成している。肘部分の金具、もしくは金具につないだ鎧の左肩口にある紐を引くと、義手の手首部分が動いて砲口が開き、砲弾が発射される。
常に携帯できる隠し武器であるだけでなく、使徒に対しても絶大な威力を発揮する。ただし砲弾は単発で、一度発射した後は火薬と弾丸を再装填しなければ使うことができない。
肘にあるバネが関節の役割を果たしているほか、掌部分に磁石が埋め込まれており、剣を握ることもできる。その頑丈さから盾としての役割を果たすこともあり、人間や弱い死霊相手なら撲殺することもできる。
連載当初は瓶入りの火薬と砲弾を別々に装填していたが、妖精島の章においてサボットで弾薬と火薬を固めたカートリッジを使用している描写がある。
大砲で敵を狙い撃ち、その反動を利用して別の敵にドラゴンころしで斬りつける戦法を使うこともあり、ゲーム版や原作でイシドロから「大砲回転斬り」と呼ばれている。


★連射式ボウガン
ガッツの武器の一つ。ゴドーの武器庫にあったもので、義手に装着して本体上部に矢を装填し、右についた取っ手を回すと連射される。後にリッケルトの手で改良され、自動組み立て式となった。


★投げナイフ
ガッツの武器の一つ。笹の葉に似た形状の小型のナイフ。投げ方のコツはかつてジュドーから教わった。また、ガッツは通常のナイフも一振り携帯している。


★炸裂弾
ガッツの武器の一つ。製作者はリッケルト。新型ボウガンと共にリッケルトから渡された。擦過により導火線に着火、3つ数えた後に爆発する。イシドロが使用することもある。


★ベヘリット
人間の眼・鼻・口のレリーフが乱雑に配置された、卵型の物体。人間の運命を司る「何か」が現世へ送ったもので、「魔法の石」「異界への喚び水」とも呼ばれる。
普段は無害だが、所有者が現世の力では贖い難い渇望・絶望に襲われた時、所有者の流した血によって発動し、目鼻が正しい位置に配置され、目と口を大きく開いて血涙を流す。そして現世と幽界の深層を繋ぐ扉を開く鍵となり、ゴッド・ハンドが召喚され「降魔の儀」が行われる。
ただの物体ではなく生きており、時々瞼や口を開いたり、手荒く扱うと冷汗をかいたり落涙したりする。使徒やゴッド・ハンドの引き起こした超常現象に共鳴して小刻みに震えたり、目鼻が正しい位置に配置され表情を作ったりする。
因果律によって選ばれた者が様々な形で手に入れることになり、たとえ紛失しても然るべき時に然るべき者の手に必ず戻る。逆に因果律に選ばれていない者が入手しても何事も起こらず、やがて手元を離れてゆく。ゴッド・ハンドを意図的に呼び出すこともできない。
ガッツが所持しパックが玩具にしているベヘリット「ベッチー」は、チーズが好物であるという。


★覇王の卵
ゴッド・ハンドに転生する資格がある者のみが手にすることができる、真紅のベヘリット。216年に一度現世に出現し、生贄と自らの肉体を引き換えにゴッド・ハンドへと転生させる。覇王の卵の呼応時には日蝕をともなう。


★喚び水の剣(ヨビミズノツルギ)
髑髏の騎士が使徒から奪ったべへリットを飲み込み、自らの体内で作り上げた異形の剣。無数のベヘリットが溶解し、刀身となっている。髑髏の騎士はこの剣の制作のために、ベヘリットを回収し続けていた。通常では入れない幽界への入り口を開くことができるほか、空間を切ってワープすることもできる。ゴッドハンドを葬るための切札として準備しているものだという。



★魔子宮
呪術師ダイバが製作した人造のベヘリットとも言うべき「転生器」。使徒の体が生きたまま繋ぎ合わされており、外見は魔物と人の肉体が溶解し混ざり合った巨大な肉の塊で、内部は羊水で満たされている。妊娠した状態の人間の女性を羊水の中に入れると、魔を宿した鬼の子が母親の体を食い破って生まれてくる(侵略・蹂躙した先で捕虜にし、強姦や輪姦で無理矢理妊娠させた女性を使っていた)。使徒の再転生もでき、ガニシュカ自らが入って再転生すると共に崩壊し、魔子宮は失われた。

★戦輪(チャクラム)
バーキラカの武器のひとつ。縁が鋭利な刃物となっている、掌大の大きさの金属の輪。投擲して用いる武器で、空中で軌道を自在に変えることができる。

★ウルミン
バーキラカの武器のひとつ。布状の長く薄い刃で、非常に軽く、鞭のように大きくしなる。実在するカラリパヤットの武具で、ウルミンとは「雷鳴」の意。

★ジャマダハル(jamadhar, जमधर)
バーキラカの武器のひとつ。ブンディ・ダガーとも呼ばれる。切るよりも刺すことに特化した特徴的な形状を持つ武器である。
ジャマダハルの特徴は、通常の短剣の柄とは大きく異なったその握りにある。この握りは、刀身とは垂直に、鍔とは平行になっており、手に持つと拳の先に刀身が来る様な造りになっている(図参照)。従って、あたかも拳で殴りつけるように腕を真っ直ぐ突き出せば、それだけで相手を刺すことが出来る。そのため力を入れやすくなっており、他の短剣に比べて鎧を貫通しやすいとされる。19世紀には他の剣と同様に廃れた。



★妖精の鱗粉
妖精の羽の鱗粉。即効性の鎮痛・止血作用がある。また長く妖精と共にいると、鱗粉の作用で多少の裂傷なら傷跡も無くすぐに治癒するようになる。人間社会の中でもわずかながら流通している。


★悪女の軟膏
アーモンドオイル、セロリ、ベラドンナ、トリカブトなどを調合した麻酔薬。体に塗布すると五感が鈍くなり、幽体を知覚しやすくなる。

★銀の鎖帷子・ナイフ
銀製の武具・防具。銀の鎖帷子には悪霊を寄せ付けない効果があり、銀のナイフで切りつけられた悪霊は深刻な傷を負う。霊樹の館でファルネーゼとキャスカに授けられた。
作中では魔術とは関係ない技術で作られた銀製品(燭台など)でも、そこそこの効果を発揮している。



★聖別した木の実
実が房状になった小さな木の実。魔物に投げつけると瞬間的に拒否反応を起す。霊樹の館でイシドロに授けられた。


★魔法の呪物
魔術士が製作する、精霊の力が宿った道具。魔術士でなくとも使うことができる物もある。


★ゴーレム
泥人形。核となっている小さな人形を、泥が覆うように包み込んで人の形を象っている。人形を抜き取られたり破壊されたりしない限り、地面から泥を注ぎ足して何度でも再生する。魔術師の使役として用いられる。

★シルフェの剣・フード
風の元素霊・シルフェの加護を授かった魔法の呪物。剣は、大鷲の羽で作られた刃と、森で一番高い枝に生えた宿木で作られた柄からなり、見た目は「大きな羽ぼうき」。旋風を巻き起こし離れた敵を切り裂くことができる。フードは、周囲に風を起こして着用者の身を守るほか、風に乗って大きく跳躍することもできる。霊樹の館でセルピコに授けられた。

★サラマンデルの短剣
火の元素霊・サラマンデルの加護を授かった短剣。超高温の溶岩を魔術で短剣にしたもので、切り口が激しく燃焼する。火種の代わりは当然として明かりにも使用可能。サラマンデルの気性が激しいため、制御はやや困難である。霊樹の館でイシドロに授けられた。


★念話の指輪
指輪をしている者同士の意思を双方向で伝達する。魔術を会得していない者でも使用できる。シールケが自身の髪の毛から製作したもので、ガッツ一行は全員装着している。

★棘の蛇
肉体を持った怪物対策にシールケの作った使い魔。棘の蔓の先端に袋が括りつけられた形をしており、敵を捕縛する。蛇と対になった棘の指環を持つ者の命令で動く。シールケ曰く「有り合わせの代物」だが、結構強力でファルネーゼが使用。

★狂戦士の甲冑
鉱精(ドワーフ)が製作した呪いの甲冑。着用した者の深層に眠っていた怨念を引きずり出して激情を起こさせ、その怒りから全身の痛覚を麻痺させて肉体の持つ力を限界まで引き出し、使徒を一方的に殺戮するほどの超人的な力を発揮させる。
その一方で着用者の心身にはとてつもない負荷が襲いかかり、肉体は著しく損傷する。また、甲冑の力に自我が飲み込まれた場合、敵味方関係なく周囲を殲滅するか、着用者が絶命するまで戦いを止めない。着用者の肉体が戦闘中に骨折などで損傷した場合は、甲冑の内側から鋼の棘が食い込んで粉砕した肉体を外部から整復・固定し、戦闘を継続させる。劇中ではその強烈な力の反動で、白髪化、指の震え、色覚異常、味覚障害、視野狭窄などの症状がガッツの肉体に現れた。髑髏の騎士によれば、使い続ければ症状は進行していくという。
サイズや形状は、着用者に合わせて変化する。普段は兜と篭手の部分は存在しないが、甲冑の力を発動させると具現化し、それぞれ頭と前腕を覆う。篭手はガッツの義手とも一体化し、生身の頃と遜色ないレベルで動かせる他、義手の大砲も使用できる。兜は元々髑髏のようなデザインだったが、ガッツが着用してからは、劇中にたびたび登場するガッツの激情・怨念が具現化した獣の頭部のような形に変化している。
かつて髑髏の騎士が着用していたもので、フローラの手により霊樹の館の宝物庫に厳重に封印されていた。新生鷹の団のグルンベルドが館を襲撃した時にガッツに譲り渡され、以来ガッツの新たな鎧となる。





BERSERK 背景と世界観 (BACKBONE & WORLDVIEW)

+もくじ
+ (page1)
+ストーリー (page2)
+ストーリー (page3)
+登場人物 (page4)
+世界観・世界時代(page5)
+器物・道具(page6)
+国家
+勢力・組織
+種族
+その他の設定・用語



(page6)







+国家

★ミッドランド王国
本編の主な舞台となっている王国。その名は千年前に覇王ガイゼリックによって築かれた帝都の名に由来する。王都はウインダム。ガイゼリックの血縁を持つのはミッドランド王家だけだという。
◇自然地理── アザンの「山脈をこえて遥か東方よりクシャーン人の大軍勢がミッドランドへ攻め入ったとのことだ」という発言からミッドランドの東方には山脈が存在する様子。ミッドランドが本来意味する「国の中央の地」という意味、そして作中で「ミッドランド国境地帯」という設定が多いことに鑑みると、ミッドランドは四方を概ね他国に囲まれている内陸国であるのかもしれない。
◇民族と文化── 基本的に白色人種。ある一神教の宗教を信仰。
◇軍事── ミッドランド二大騎士団の白龍騎士団・白虎騎士団が軍の両翼をなす。そしてその恥部たる黒犬騎士団も存在した。
◇現況── 隣国のチューダー帝国とは百年にも渡って戦争を続けてきたが、鷹の団の正規軍加入後、連戦連勝し、ついには休戦協定を結ぶことに成功する。しかし永きにわたる戦争は、国家に疲弊をもたらしており、国家の再建が急務となっていた。にもかかわらず、国王は2年にも渡って国軍の7割以上を割いてただ一人の罪人の捜索を行うばかり。やがて、国王は病により崩御。その虚をクシャーンに衝かれ、王都ウインダムは占領の憂き目を見ることとなる。次期女王のシャルロットをはじめ主立った貴族の消息は不明だという。
◇キャラクター── 国王、王妃、シャルロット、アンナ、フォス、ユリウス、アドニス、ハッサン、ラバン、オーウェン、ワイアルド、ソーニャ、ミュール、サリタス他


* 王都ウインダム
ミッドランド王国の王都。王宮と城下町の二つの区画で構成されており、王宮の城壁と城下町の城壁の二重の外壁によって守られている。行政区画である王宮にはプロムローズ館をはじめ式典会場・大聖堂・医院・庭園・兵舎・霊廟などさまざまな施設がある。再生の塔があるのも王宮内である。⇒詳細


* ドルドレイ城塞
背後に断崖絶壁を、前方には見晴らしの利く盆地を擁し、高さも厚みも並みの倍はある二重の城壁を備えた、ミッドランド王国の難攻不落の要塞。数百年に渡り、ミッドランドの国境防衛の要となっていたが、チューダー帝国の侵攻を受けたミッドランド王国はこれを失陥。以後、この要塞はチューダーのミッドランド侵攻の拠点となる。ミッドランド2代の王が奪還を目指すものの、ことごとく失敗。後の尊厳王の時代に鷹の団の活躍によってようやくこの要塞の奪還に成功することとなる。


* シェト
ミッドランド西方に位置する城塞都市。湖畔に築かれたこの城塞は、周囲を天然の外堀と堅固な城壁に囲まれており、その攻略は困難であると思われる。クシャーン軍により陥落せしめられるが、グリフィスらにより解放される。


* ルミアス領
ミッドランドの南部に位置する小領。ウォーフレイム一族によって治められている。当主はバラガー・ウォーフレイムで、ミュール・ウォーフレイムはその末子である。クシャーンの侵攻により一族は城を枕に討ち死にし、唯一生き残ったミュールはルミアスをクシャーンから奪回したグリフィスに剣を捧げ忠誠を誓うこととなる。


* 赤き湖
赤き湖黙示録によりその出現が預言された湖。実は湖畔で蝕が起こったことによって出現したもの。黙示録には「五度 太陽が死せるとき 新しき旧き名の都の西に 赤き湖が現れる」とあり、この「新しき旧き名の都」を王都ウインダムと考えれば、その出現場所はウインダムから西のミッドランド国境地帯ということになる。


* ゴドーの小屋
ゴドーとエリカ、そしてリッケルトが住まう小屋。ミッドランドの人里離れた山に存在する。この小屋の裏にある山は、かつて妖精の住み処だったこともあって、大地の気が強く、魔物を寄せ付けず、良い鉱石が採れる。この小屋はリッケルトの発言から相対的にアルビオンの南西に位置することが分かる。それに髑髏の騎士の「私はただ あの異界の門より最も近い安全な地にお前たちを運んだだけだ」の言葉も所在地を探る上で参考になる。ミッドランド領内?


★ファルコニア
クシャーン帝国軍撃破直後、ミッドランド・ウィンダムの地に突如として出現した城塞。魔物を寄せ付けず実り多い穀物畑が周囲に広がり、難民の受け入れを行っている。


★チューダー帝国
ミッドランド王国の東に位置する海洋国。ミッドランド王国に侵攻したことがきっかけとなり、以来ミッドランドと百年に渡って戦争を繰り広げる。ミッドランド侵攻の要衝ドルドレイ城塞を失ったことをきっかけに、ミッドランドと休戦協定を結んだ。
◇自然地理── 海洋国であるからには海に面しているのであろう。百年戦争の折、ゲノンがチューダー帝国「北方」戦線総司令官であったが、この「北方」というのが、いくつかある戦線のうち北方にあるものを指しているだけなのか、それとも、チューダーの北方に展開する戦線を指しているのかが謎。チューダーがミッドランドの東に位置することに鑑みると、前者であると考えるのが妥当?
◇民族と文化── 基本的に白色人種。おそらくミッドランドと同じ宗教を信仰。
◇軍事── 紫犀聖騎士団 ・黒羊鉄槍重装騎兵団・青鯨超重装猛進撃滅騎士団
◇現況── 皇位継承をめぐる内紛のため最近は国情が不安定になっているという。
◇キャラクター── ゲノン、ボスコーン、アドン、サムソン

★クシャーン帝国
山脈をこえた遥か東方の民族の帝国。バーキラカの故郷でもあるが、彼らは国を追われて以来、数百年に及ぶ苦渋の歴史を歩んでいるそうなので、この帝国の歴史もそれ以上になるのだろう。かつて皇位継承戦争で政情が不安定になったこともあるようだが、現在は「大帝」の強烈なリーダーシップのもと国力の伸張を図っている様子。
◇自然地理── 戦象部隊を保有するだけに比較的温暖な気候であるのだろう。
◇民族と文化── 肌の色は一様に褐色である。ミッドランドとは全く異なる言語圏・文化圏に属する。
◇軍事── 戦象部隊を含む軍隊様式はミッドランドのものとは大きく異なる。
◇現況── 大神官への神託によりミッドランド王国へ侵攻を開始。ミッドランド国王崩御の虚を衝き、王都ウインダムを占領下に収めることに成功した模様。一方でバーキラカを斥侯に大神官の言う神託の地の探索に成功するも、肝心の求めし者を捕らえるには至らなかった。それ以後も進撃は続いており、これまでに6つの城塞を陥落せしめるに至っている。
◇キャラクター── 大帝、シラット、ターパサ


★法王庁領
聖都を中心とした領国。各国の君主の権力から独立しており、その宗教は複数の国にまたがる教圏を確立している。
◇自然地理── 不明。
◇民族と文化── 基本的に白色人種。ミッドランドやチューダーで信仰されている一神教の宗教を信仰。その中心地であるだけに、政治・文化をはじめあらゆる面において宗教的色合いが強い。
◇軍事── 典礼警護を主な任務とする聖鉄鎖騎士団を保有。
◇現況── 【聖都】(聖地の怪異から)3年前の冬、聖都にて邪教徒による寺院などの焼き討ちが横行。法王庁は聖鉄鎖騎士団まで動員して邪教徒狩りを行う。それ以降の様子は不明。 【聖地】疫病・飢餓・クシャーンから逃れてきた難民が聖地に流入。邪教徒が難民に混じったということから法王庁より異端審問官が遣わされ、邪教徒狩りが行われる。やがて聖地は怪異に見舞われ、アルビオン修道院は倒壊。聖鉄鎖騎士団も全滅してしまう。
◇キャラクター── ファルネーゼ、セルピコ、アザン、モズグス、ジェローム、ルカ、ニーナ、ペペ、フーケ、リュシー他


* 聖都
神のまします都。ミッドランドやチューダーなどで広く信じられている一神教の宗教の中心地。法王庁はここに所在する模様。神を称える尖塔が林立し、鳴り響く鐘が神への賛歌を奏でる。華やかに見えるその裏では、第一・第二階級と第三階級との間の階級格差が拡大しており、異端派などの邪教が生まれる温床となっている。


* アルビオン修道院(聖アルビオン寺院)(聖地)
アルビオンへ法王庁の直轄領内、ミッドランド国境近くにある古い修道院。修道院とはいっても、その建物は威容をほこる巨大な塔で、最上階に礼拝堂、そして地下には監房と拷問室を備えている。この塔は「断罪の塔」とも呼ばれ、それは「かつて覇王ガイゼリックによって幽閉された賢者が、あらゆる拷問の中、王の罪を神に訴え続けついには天使を降臨させえた」という伝説に由来する模様。伝説の通りに考えれば、この塔は1000年以上昔に建造されたことになる。この一帯は周囲を峻厳な岩山に囲まれた高地で、作物もろくに採れない不毛の地。一帯が聖地と呼ばれ、法王庁の直轄領となっているのは先の伝説が所以なのだろう。この修道院は物語の中、怪異により崩壊して蝕の祭壇を彷彿とさせる外観を呈し、ついには内部に逃げ込んだ難民の重さに耐え切れず、倒壊することとなる。



★イース国
北方にある辺境の島国。長年培った造船技術・操船術を誇る海洋国家。他国の干渉を拒み、閉鎖的な政策を執っている。法王庁領圏下にあるが、教派が異なることもあり、対クシャーン戦では積極的な派兵を行っていない。


★バルザック男爵領
千年帝国の鷹篇/喪失花(わすればな)の章の舞台。領主はバルザック男爵。
◇自然地理と略歴── ミッドランドとチューダーのはじっこの方の国ざかいという設定。国境近くに位置するため、戦の拠点として多くの国や軍隊に占領されてきており、時代によって、ミッドランド領になったり、チューダ領になったり、独立領になったりしているらしい。領民は領主が変わるたびに、新しい領主に虐げられてきたという。現領主のバルザックは名君であったらしいのだが・・・。
◇軍事── 領主の身辺を守る近衛兵のほかに、秘密部隊の悪魔狩り隊を保有。さらにマンドラゴラの軍事利用を目論んでいる。
◇キャラクター── バルザック、アネット、ギョーヴ、リタ、ヨブ、イルク、ダンテス、エリザ、ニコ他


* マンドラゴラ憑きの村
マンドラゴラ憑きのはびこる国境近くのさびれた村。マンドラゴラ憑きのはびこる以前から、長い戦乱と飢饉で、村は荒れ果ててしまっていたという。かつてバルザックはマンドラゴラ憑きによる被害を増やさないために軍勢を率いて村に攻め込んだ折、大樹となったマンドラゴラの核の一部を手に入れた。その後もバルザックは残りの核を採取すべく部下を送り込んだが、無事生還したものは一人としていなかったという。村へ行くにはマンドラゴラ憑きが生息する森を抜けなければならない。



★コカ城
盗賊団の根城となっていたコカ城。そもそも、ここはミッドランドなのだろうか?ちなみに、蝕が近づきつつある頃、ミッドランド国境沿いの森深き地で、変身後の首領の姿が開拓民によって目撃されている。



★「伯爵」領
立派な城を構え、城下には大きな街が広がる。ここも、ミッドランドなのだろうか?独立領ということも考えられる。僧侶のダールが教皇を恐れて「伯爵」に進言しているコマがあったことからして、法王庁の教圏内ではあるようだが・・・。



★ジルの村と霧の谷
東西に山を3つ隔てて存在する。章の最初の方に登場するテロップではと「ある山間の森深き地で・・・」としか書かれていないので、ミッドランドとは断定できない。霧の谷は文字どおり1年中霧に包まれた谷あいの地。霧の谷には、昔からエルフが住んでいるという言い伝えの通り、かつてエルフの隠れ里があった場所だったのだが、何らかの理由で妖精たちは姿を消し、その跡地にロシーヌが自らの楽園を築き上げていた。そこでは1年中花が咲き、木々は実をつけ、冬でも寒くならないという。また谷には一際大きな杉の木がある。


★ 旧ミッドランド地域
ヤングアニマル欄外の登場人物紹介のイシドロの項目で「旧ミッドランド地域でひとり生きる少年。ガッツと出会う。」と言及されたのみで、単行本では一切触れられていない。よって、詳細は不明。ガッツとイシドロが出会ったあたりの地域のことだろうか?


★北の小国
ミッドランド王国の北方に位置する小国。グルンベルドは自ら率いる三千の兵団のみで、大国チューダーの侵攻からこの小国を十年に渡って守り続けたという。この国が未だ存続しているかどうかは定かではない。


★旧街道
峠越えで海へとつながる街道。新しい街道ができたため、このように呼ばれる。人里をなるべく避けて海に出たいガッツ一行はこの街道を辿る。旧街道沿いにはかつて宿場として賑わっていたイーノック村がある。


★イーノック村
旧街道沿いの谷間にある鄙びた村。かつては街道沿いの宿場として賑わいを見せていたが、新街道の開通以後客足は途絶え、急速に経済状態が悪化。結果、谷間の痩せた土地のみを頼みに細々と暮らす貧村に転落することとなる。この村の周辺は昔から妖精や魔女の伝説が多い土地柄であるらしく、村から一時ほどの場所にある霊樹の森には魔女が住んでいると言われている。


★霊樹の森
イーノック村から一時ほどの場所に位置する森。イーノック村では、この森の奥に魔女の住む館があると言い伝えられており、そこには館の主が招き寄せるものだけが辿り着くことができると言われている。実際、館周辺は「狭間の幽界の領域」となっており、館の主が招き寄せない限り普通の人間は辿り着くことはかなわず、また、霊感の強い者の目にも蜃気楼のように映る程度だという。


★ エルフヘルム
パックの故郷。遥か西の海に浮かぶユートピア。花は咲き乱れ、鳥は歌い、エルフは踊りまくる、常春のパラダイス。


★ヴリタニス港
ガッツらのさしあたっての目的地であると思われる海港。現在、クシャーンを打倒するべく編成された諸国連合軍の鎮守府が置かれ、諸国から軍隊が集結しつつあるという。





BERSERK 背景と世界観 (BACKBONE & WORLDVIEW)

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BERSERK ”ベルセルク無双”は以下の5点がAmazonで予約販売されています。2016/9/21(水) → 2016/10/27(木)乞うご期待!!
日本語版「ベルセルク無双」はPS4,PS3,PS Vitaで動作します。
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ゲームソフトのダウンロードは基本的に「steam」で行えます。
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!本作品はCERO D (17+) であり、CERO Z (18+) ではありませんが、その迫力はCERO Z に劣りません。
!ベルセルク無双PV 1:04 YouTube
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